Neighbors Interview ニコライ バーグマン ブランドコミュニケーション 佐々木啓介さん
表参道の喧騒から一歩入った路地に、鮮やかなグリーンと花に包まれたカフェがある。デンマーク出身のフラワーアーティスト、ニコライ・バーグマンさんが手掛けるカフェ「Nicolai Bergmann NOMU aoyama」。北欧を意識したフードやスイーツを味わいながら花を眺めてふと一息つく、ヒュッゲな時間が流れています。「ヒュッゲ(Hygge)」とは、デンマーク語で「居心地の良い空間」や「楽しい時間」を意味する言葉。モノの豊かさではなく、家族や友人との温かいふれあいや、日常の何気ない小さな幸せを大切にする北欧のライフスタイルや価値観を指しています。「NOMU aoyama」だけでなく、高輪ゲートウェイの新店舗でもNeighbors Food Marketで出会った多くのアイテムを取り扱う同社。ブランドコミュニケーションチームの佐々木啓介さんに、その選び方や想いをお伺いしました。
フランスで過ごした学生時代、食へのこだわりが繋いだNeighbors Food Marketとの出会い
佐々木さんはフランスの大学院で異文化コミュニケーションを学び、帰国後はコンテンツ制作関連の仕事に携わっていました。デザインの現場をより広く見ていきたいという思いから、ニコライ バーグマンへ。
佐々木:ニコライ バーグマンではフラワーデザインを軸に、ブランドのコミュニケーション全般やコラボレーション案件に携わっています。またカフェ事業や箱根 ガーデンズも担当し、食にまつわる案件も多数実施しています。
Neighbors Food Marketを知ったきっかけも、自身の食への関心からだったという。
佐々木:フランスにいた頃、食へのこだわりや(食材が)つくられる環境への配慮はあたりまえだったんですが、日本ではまだまだ少ないなと感じていて。なのでそういった環境に配慮されていたり、こだわりのある食のアイテムを僕自身が探すのが好きだったのと、ニコライ自身が日本で作られたこだわりの商品を取り扱って欲しいという思いから、いくつかの生産者さんのブランドを知ってお取引を始めていたんです。インスタなどでNeighborsを知り、クリエイティブにこだわっているNeighborsのアイテムが気になり商談会に足を運んでみたら、こんなものがあったのかと気づくアイテムがたくさんありました。
商談会から生まれた、北欧と日本をつなぐコラボレーション
Neighborsの商談会をきっかけに広がった出会いは多い。
佐々木:長野でボタニカルシロップを製造されている草譯(くさわけ)の野村さんとお話しして、高輪の新店ではドリンクも取り扱うようになりました。NATURE THINGのホールバーは、高輪店限定で『ゆず×ディル』『抹茶×ストロベリー』『キナコ×ココナッツ』という北欧×日本を意識したオリジナルフレーバーをつくっていただいて、すごく美味しくできあがりました。
NOMU aoyama で販売されているTHE NODOKAの抹茶も、Neighbors Food Marketを訪れた際の試飲がきっかけだった。
店内の棚には、カフェで取り扱うデンマーク・コペンハーゲンで創業した北欧最古の紅茶専門店「A.C.PERCH’S」の紅茶とならんで日本のTHE NODOKAの抹茶が販売されている。
佐々木:カフェで扱う抹茶ブランドを色々探しているタイミングで、Neighborsの商談会で試飲をして。パッケージの見た目もすごく素敵で、キロ単位でおろしていただいて飲食で提供しつつ、小さめのパッケージで小売でも販売するという流れが、一番自然でいいなと思い導入しました。
Neighborsに登録されているブランドの取り扱いは他にも
佐々木:Overview Coffee JapanのコーヒーはNeighborsを知る以前から、箱根や青山、麻布台の店舗で長年取り扱っています。販売しているドリップパックには花のエッセンスを取り入れたニコライ バーグマンとのコラボパッケージも制作しました。リンゴリらっぱや伊良コーラも、箱根のオープン当初から人気のアイテムだという。
パッケージに宿る個性、こだわりのつまったNeighborsらしさ
数あるアイテムの中でNeighborsで扱うブランドならではの魅力はどこにあるのでしょうか。
佐々木:Neighborsに集まる商品は、パッケージのクリエイティブも各ブランドの個性、デザイン性あふれるものが多くて。なかなか見当たらないものが多いので、インスピレーションがもらえて面白いなと思っています。環境に配慮しているブランドが多いのも共感できますし、それを訴えるというより、押しつけないでさらっとしている。そういう"あたりまえ"という価値観が、自分たちのブランドの価値観にも近いんです。
ニコライ自身が日本への尊敬の念を持っていることから、ジャパンメイドへのこだわりも強い。
Neighborsで見つけたアイテムには、ニコライさんも信頼を置いているという。
カフェで体験する「ヒュッゲ」を、暮らしの中へ
デンマークではあたりまえの「ヒュッゲ」な時間も、忙しい日本ではなかなか味わえない。
佐々木:お花は、家になくても困らないけれど、あるだけで生活シーンが鮮やかになる。お花のある生活からインスピレーションを与えたいという思いでカフェをつくっていて、食の小売の提案も、そのヒュッゲな時間やライフスタイルとして持って帰れるものの一つなんです。
%2520(1).jpg&w=3840&q=75)
Nicolai Bermgann NOMUは誰もが気軽に利用できる空間づくりを心がけており男性客やインバウンドの来店も増えてきています。一方、高輪の新店舗は、職場と家をつなぐ場所として、一輪から花を購入できるようにするなど、仕事帰りに立ち寄れる店づくりを意識しています。インバウンドのお客様も増えているといいつつお客様の8割が日本人のお客様でライフスタイルにこだわっている方が多いのでNeighborsの扱うこだわりの食のアイテムを興味深く手に取ってくださいます。

Neighbors Food Marketに期待する、カテゴリーを越えた出会い
最後に、Neighbors Food Marketへの今後の期待を伺った。
佐々木:商談会で生産者さんと直接会えるのがすごく貴重ですね。たくさんのこだわりのアイテムを試食・試飲しますが、説明を聞いた後に味わうと印象が変わります。炭酸なら炭酸、というように似たものを揃えるのではなく、いろんなカテゴリーで良いものを見つけられたらと思っています。
良いものがあればどんどん取り入れたいという佐々木さん。今後は賞味期限がある程度あるおやつ系のアイテムや、まだ手薄な調味料などNOMUのコンセプトに合わせた商品のカテゴリをひろげていきたいと考えられている。
佐々木:生産者のみなさんのこだわりや想いには、いつも感動しています。それを直接的ではなくても、お客様に伝えていけたらと思っていますし、新しいものをどんどんつくってもらいたい。私たちも、その思いを小売やNOMUのメニューにして提供することで、思いを届けるお手伝いをしていきたいと思って、応援しています。
佐々木さん自身の食への関心の高さが入り口となって繋いでくれたNeighbors Food Marketとの出会い。心地よくサスティナブルなNeighborsの食の提案に共感し、カフェや商品を通じて多くのお客様と共有してくださっています。Neighbors Food Marketは生産者、バイヤー、お客様ひとりひとりと心地よいと思える価値観でつながり、そのコミュニティが広がって欲しいと願っています。
NOMU aoyama
〒107-0062 東京都港区南青山5丁目7−2
OPEN
10:00 - 19:00(L.O. 18:30)
定休日 : 不定休
TEL: 03-5464-0824
Email: nomu@nicolaibergmann.com
SNS @nicolaibergmann_nomu (Instagram)
Text/Photo Naomi Yamashita (Neighbors Food Market)