
10a.inc 小林農園
自由で、真面目で、ヒトもトリも楽しい農業を。
テンアールは、北海道・厚真町で、ヒトもトリも自由に生きる「楽しい農業」を実践しています。 私たちの仕事は、卵を"作る"ことではありません。 鶏たちが本来の力を発揮できる環境を整えることこそが、私たちの本質的な使命です。 鶏たちに自然な日常を保障する中で、鶏たちが自由に、健やかに過ごし、命の力に満ちた有精卵が自然に生まれます。 テンアール株式会社は、鶏たちにとっての"あたりまえ"を、当たり前に守ります。
販売元:テンアール株式会社
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ブランドストーリー

私たちの仕事は、卵を"作る"ことではありません。 鶏たちが本来の力を発揮できる環境を整えることこそが、私たちの本質的な使命です。 アニマルウェルフェアや有機JAS基準の飼育は、私たちにとって"特別な取り組み"ではありません。 鶏たちの自由と健康を守ることは、農業者としてのあたりまえです。 かごに閉じ込めず、自然の中で羽ばたき、歩き、仲間と生きる── そんな本来あるべき暮らしを整えることこそが、私たちの責任だと考えています。 鶏が地面を歩き、羽ばたき、仲間と遊ぶ──そんな自然な日常を保障する中で、鶏たちが自由に、健やかに過ごし、命の力に満ちた有精卵が自然に生まれます。 ● 平飼い かごに入れずに土の上で生活します 平飼いとは、ケージ(鳥かご)飼いではなく、平らな地面の上で放し飼いの状態で飼育する方法です。 自由に動き回れるので体力がつき、病気になりにくい健康な体に育ちます。 鶏たちは一日中地面をかき回したり突いたりして昆虫を探したり、穴を掘った地面に体を擦り付けて砂浴びをしています。 砂浴びによって羽毛についた汚れや寄生虫を落とし体を清潔に保っています。 その他にも狭いところに隠れて卵を産んだり、50~60センチほどの高さの木の上で眠ったりと、鶏本来の行動を制限せずできるだけストレスを与えないようにすることで、薬に頼らなくても健康で丈夫な鶏に育ちます。 ●屋外放し飼い 屋外に自由に遊びにいきます 鶏舎から自由に外に出られるようにしています。 天気の良い日は、外に出て太陽の光を浴び、太平洋から吹く潮風に吹かれて気持ちよさそうに過ごしています。 ※渡り鳥の飛来する季節などは、鳥インフルエンザ対策として屋外の放牧を休止するようにしています。 ほとんど放し飼い 北海道の大自然には、鶏を狙う野生動物がたくさん生息しています。 柵などで囲わずに完全な放し飼いを行ってしまうと、きっと日に日に鶏が少なくなってしまうでしょう。 外敵から鶏を守るため、屋外スペースに囲いをつけているので「放し飼い」や「放牧」といった表現はしていませんが、広い範囲を自由に動き回るので、実際は放し飼いなのかもしれません。

◯ 卵の色は食べたもので決まります 小林農園では緑餌をたくさん与えるので、黄身の色は「濃いオレンジ」ではなく「レモンイエロー」です。 緑餌にはキサントフィルという黄色の色素成分が含まれており、これが卵黄に移行するためです。 一般に流通している卵と比べると色が薄く感じられるかもしれません。 鶏が米を食べ続けると卵の黄身は白くなり、黒い色素を食べ続けると黒くなります。 小林農園の卵も、タンポポの生える季節には「濃いめのレモンイエロー」になり、秋から冬にかけてかぼちゃを与える季節には「かぼちゃ色のイエロー」になります。 ◯ 卵は正直者 「黄身の色の濃さ」イコール「味の濃さ・栄養価の高さ」であるかのようなイメージを消費者に与えている広告を目にします。 日本では、黄身の色が濃い卵を「おいしそう」「栄養がありそう」と思う文化が広がり、養鶏業界では色を濃くする努力が当たり前になっています。 ほどんどの配合飼料にも黄身の色を濃くするための成分が配合されています。 もちろん、黄身の色が濃くて味も濃い卵もあるとは思いますが、味と関係のある色でしょうか? 黄身の色を濃いオレンジにしたければ、パプリカの粉末やマリーゴールド系の着色料を与えればいいのですが、これらは「着色用」として販売されている添加物です。 小林農園では、卵の色調整の為だけに余計なものは食べさせません。 ◯ 卵から感じる季節の移ろい 夏の暑い日は35度近くまで気温が上がり、冬になるとマイナス25度なんて日も珍しくありません。 過酷な自然環境の中でも鶏たちは元気に動き回っています。 夏の卵は少し水っぽく感じることがあるかもしれません。 暑い日は、人間と同じく鶏も水をたくさん飲むので、白身の水分量が増えるためです。 反対に冬は体温を下げないように水をあまり飲みません。 寒い時期に産まれる卵の方が白身の弾力が強い傾向にあります。 こんもりと盛り上がっている卵がありましたら「北海道は寒いんだな」と想像してみてください。 ◯ 個体による違い 栄養バランスを考えながら餌を自家配合して与えていますが、せっかく考えた配合を無視して好きなものばかり食べる鶏もいます。 魚粉をたくさん食べた鶏の卵には魚臭さが移る場合があります。 少し魚の匂いがする卵がありましたら、好き嫌いをしている鶏の姿を思い浮かべて笑って食べて頂けたら幸いです。

◯ どこまでも続く青と緑 北海道厚真町(あつまちょう)という人口4,500人ほどの田舎町に小林農園はあります。 移転前の人里離れた山奥とは打って変わって、広大な平野が広がり、周りに高い山もないため日照時間が長く、青い空がどこまでも続きます。 ◯ ヒトもトリも海とともに暮らします サーフスポットの浜厚真海岸までは車で5分。今日もスタッフたちは早朝にサーフィンを満喫してから出勤します。 鶏たちは太平洋から吹く潮風を浴びながら気持ちよさそうに日向ぼっこしています。 年間を通して風が吹く海沿いの土地は、暑さの苦手な鶏を育てるのに適した環境なのかもしれません。 山にいた頃は山の生活を満喫していましたが、海に来たなら海も存分に楽しんでみる小林農園です。 ◯ 清潔な鶏舎 「平飼い飼育の健康な鶏」といっても、汚い施設で生活するよりはキレイな環境で育つ方が健康になれると考えます。 また、新規で畜産を営むことを受け入れてくださった地域の方にも迷惑をかけないように、そして、消費者の方に「ここで育った鶏の卵なら安心できる」と思ってもらえるような農園づくりを心掛けています。 ◯ 臭くない養鶏場 養鶏場の周辺で悪臭が問題になることがよくあります。 特にケージ飼いの場合は、鶏糞が土に吸収されることなく集められるので、強めの悪臭が発生することがあります。 小林農園の平飼い鶏舎は、鶏糞の水分が土に吸収されること、太陽光と風により土が乾燥すること、また、鶏の入れ替えのタイミングで、土と一緒に鶏糞を除去しているので蓄積することもなく、鶏舎の外に臭いが広がることはほとんどありません。 また、鶏糞は地元農家さんに肥料として活用されます。スタッフの家庭菜園にも使用され、お陰で野菜が良く育ちます。とくにナスが。