
会津 長門屋
創業嘉永元年 会津の心をつなぐ菓子
創業嘉永元年(1848年)、福島県会津若松の和菓子屋です。 【会津の心をつなぐ菓子】をコンセプトに、創業以来手作りを大切にした菓子作りをしています。
販売元:株式会社 長門屋本店
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ブランドストーリー

「笑顔のとなりにいたいから」 目に見えない、一粒にかけるひと手間。 目に見えない、ありがとうの気持ち。 目に見えない、伝統や文化。 目に見えない、ふるさとのぬくもり。 目に見えない、未来への希望。 そんな「たいせつ」を心に刻み、 人と人をつなぎ 昔と今をつないでいく お菓子をお届けします

▲嘉永五年発行の城下町職別番付表「会津五副対」 当店は、菓子司に記載された店のうち、今も連綿と商いを続けているお店です。菓子司の部に、長門屋の名前がみられます。 嘉永元年、 江戸時代に長門屋の歴史が 始まりました。 長門屋の歴史は、時は江戸、会津藩の時代にさかのぼります。嘉永元年(1848年)、当時造り酒屋を営んでいた初代長平に、藩主松平容敬(かたたか)公から「庶民のお菓子を作れ」との命が下り、菓子屋として創業いたしました。 嘉永元年といえば、ペリーが黒船を率いて浦賀にやってくる6年前。会津が日本の歴史に大きく関わる戊辰戦争・白虎隊の、また少し前の事です。もしかしたら、白虎隊の少年たちも、勉学の合間に口にしてくれていたのかもしれませんね。

▲とり飴 創業当時に長門屋が製造していたのは「会津駄菓子」と呼ばれるものでした。江戸時代、白砂糖は大変な貴重品。武家などの身分の高い人が食べるものとされ、白砂糖を使った御菓子は上等のお菓子のみに使われました。庶民大衆や、子供相手の菓子屋は何を作っていたかと言いますと、甘みは主に、黒糖やでんぷん飴、そこに、くず米や粟、豆などの安価な原料を加えたものです。このお菓子は、上等な砂糖を使った「上菓子」に対してという意味で「駄菓子」と呼ばれました。この江戸時代の駄菓子は、今でも長門屋の店先に「とり飴」「だるま飴」「きらず」などとして並んでいます。会津に伝わる郷土菓子です。

明治24年 政府発行の菓子製造・菓子卸・菓子小売の免許鑑札 長門屋三代目の時代のものです。住所には「福島県北会津郡若松町」と記されております。この当時の鑑札が3つ揃っている事は珍しく、非常に貴重な資料です。 時代に合わせて、様々なお菓子を作ってまいりました。 明治・大正・昭和にかけて、時代に合わせた多くのお菓子を作ってまいりました。木の葉パン、かるやき、山鹿せんべいなどの名前が記録に残っています。 長門屋では、残されたレシピと銅型を元に、明治・大正時代に作っていた菓子パンを「滋養パン」として復刻いたしました。当時流行っていたお相撲さんやグローブの形をした、かわいくて栄養満点のパン菓子。当時と変わらぬ味と形です。 21世紀に入り、様々なモノやコトが成熟していくなかで、生活の彩りであるお菓子もまた、百花繚乱の時代となりました。かつてのように、お菓子は小腹を満たすだけのものだけではなく、味わい、風情、想いなどを伝える為のツールとして、実に様々な用途をもって私たちを楽しませてくれています。 なかでも和菓子は、こまやかで丁寧な日本人の感性と、自然への敬意が詰まった、日本人の美意識の結晶です。 また、地域の郷土菓子には、その地に代々受け継がれてきた知恵と滋味とやさしさが詰まっています。私たちは、この美しい形を、より現代へ合うカタチへと進化させ、皆さまにご提案する「伝統菓子のリデザインシリーズ」に挑戦しています。

お菓子とは、時代の写し鏡。 そもそも、お菓子とは時代の写し鏡。 何もそう難しい事を言わず、その時代に流行っているものを取り入れてお菓子にすれば、きっと多くの人にウケる今風の商品ができるでしょう。 それではなぜ、私たちがあえて伝統にこだわり、それを残していきたいと考えているのか。 きっかけは、 2011年の震災でした。 原発事故によってもたらされた風評被害は、江戸時代に創業して以来会津の地に住み続けてきた私たちにとって、この上ない大きな出来事でした。 ここで商売を続けていいのか、という根本的な問題が私たちに重くのしかかりました。この迷いを振り切って、やはりここで生きていこう、とみんなで覚悟を決めたとき、ふっと、肩の力が抜け、今まで見えなかった自分たちの根っこが見えたのです。 それは、この地で私たちが重ねてきた歴史は、自分たちの歴史ではなく、それを買って食べて下さっていたお客様の歴史であった、ということ。

お菓子は、し好品です。なければどうしても困る、というものではありません。 しかし、震災後「あなたのところのお菓子を食べるとふるさとを思い出す。どうか、やめずに頑張ってください」と言われたとき、伝統をつなぐ、ということは、関わりを持ったお客様の「思い出」や「ふるさと」を残していくこととイコールであった、という事に気付かされました。

2017年度グッドデザイン賞受賞 伝統菓子の 新しい価値を提案する 技法は変えることなく、時代や生活様式に合わせてかたちを変えていくこと。 今までにない、こんな食べ方、こんな楽しみ方もいかがですか、と伝統菓子の新しい価値観をご提案すること。 それが、現代を生きる老舗のやるべき、大きな仕事のひとつであると考えております。 お陰様で、この取り組みは、福島の和菓子屋として初めてとなるグッドデザイン賞を受賞いたしました。 どうか、温かい目でこの挑戦を見守って頂けたら、何よりの励みでございます。 これからの新商品にもどうぞご期待ください!



