
comorebi farm
広島県尾道市因島の柑橘農園🍊自然交配で生まれた原産柑橘の八朔と安政柑を栽培中。
comorebi farmは、広島県尾道市の「因島(いんのしま)」という瀬戸内海に浮かぶ島で、因島原産の柑橘「八朔(はっさく)」を育てている柑橘農園です。私たちは、オリジナル商品の開発や、島内外のつくり手とのコラボレーションを通じて、八朔の新しい楽しみ方を、かたちにし続けています。
販売元:合同会社comorebi farm
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ブランドストーリー

こんにちは。comorebi farmです。私たちは、広島県尾道市の「因島(いんのしま)」という瀬戸内海に浮かぶ島で、因島原産の柑橘「八朔(はっさく)」を育てている柑橘農園です。受け継いだのは、担い手を失った耕作地でした。荒廃した生態系を時間をかけて少しずつ回復させながら、八朔が本来持っている力を最大限に引き出す。私たちは、その挑戦を続けています。

柑橘の起源は、およそ800万年前にヒマラヤ山脈の東南麓で生まれたひとつの祖先種だとされています。その子孫は長い歳月をかけて世界中に広がり、やがて瀬戸内の島々にも渡ってきました。因島に拠点を構えた日本最大の海賊「村上海賊」が、東南アジアや九州との交易のなかで、多様な柑橘を持ち帰ったのです。それらが約200年をかけて自然交配を繰り返し、1860年頃、八朔が誕生しました。

畑が手放された理由は、数字が語っています。八朔は1,000㎡あたりの年間売上が約20万円に対し、経費は15〜20万円。利益はほぼゼロです。同じ面積で約60万円を稼げるレモンへの改植が進んでいます。農家の時給は、換算すると662円。農業人口の93.7%が60歳以上で、後継者が決まっている農家は、わずか9.6%。八朔は、消えゆく果実になりつつあります。

八朔は、甘味・酸味・苦味のバランスが絶妙な、他の柑橘には類を見ない味わいを持つ果実です。この価値を、もっと多くの人に届けたい。私たちは、オリジナル商品の開発や、島内外のつくり手とのコラボレーションを通じて、八朔の新しい楽しみ方を、かたちにし続けています。一つひとつのプロダクトが、八朔の魅力と現状を伝える、小さなきっかけになると信じています。

八朔を取り巻く現状は、果樹だけに当てはまるものではなく、日本の農業全体が抱える課題です。さらに、漁業や畜産業をはじめとする各地の一次産業でも、同じような問題が広がっています。だからこそ私たちは、単なる商品づくりの先にある、負の連鎖を断ち切る新しい循環をつくります。小さな島で生まれた仕組みを、社会全体へ。旅は、まだ始まったばかりです。

