やさしく、暮らす
「人は土がないとなにもできない。」山燕庵は「自然の営みの中で生かされている事を感じることこそ、豊かな生き方につながる」という農業の魅力を込めた「深呼吸農法」に取り組む。最高品質のブランド米・コシヒカリアモーレや玄米甘酒「玄米がユメヲミタ」、米ぬかカイロ「ぬくぬくのぬか」などヒット商品を生み出し続けている。「SHIRO」「小杉湯」「ヘラルボニー」そしてこのNeighbors Food Market内での商品開発コラボレーションが続々生まれている。 本社所在地:埼玉県川口市領家4-1-22 お米生産地:石川県羽咋郡志賀町仏木
販売元:株式会社山燕庵
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山燕庵のお米づくりは、もともと福島県鮫川村から始まりました。自然と向き合いながら、減農薬で米を育てるという考え方のもと、家族で農業に取り組んでいた中で、2011年、東日本大震災が発生。環境や地域の大きな変化の中で、これまでの農法を継続できる新たな土地と人を探すことになりました。 そうしてご縁がつながったのが、石川県能登半島・志賀町仏木の農家さんたちです。考え方を共有できる仲間と出会い、この地での米づくりが本格的にスタートしました。 山燕庵のお米のふるさとは、今ではこの志賀町仏木です。2024年には大きな地震があり、多くの被害を受けましたが、信頼する生産者と力を合わせ、今もなお田んぼを耕し続けています。 山間地特有の気候、獣害、人口減少など、困難は尽きません。それでも「人の手が加わった里山の風景」を守りたい、そんな思いで、自然と寄り添いながら丁寧に米を育てています。能登でのお米づくりは“人と自然がともに生きる道”として、これからも誠実に続けてまいります。 田んぼの中には、人と自然の物語が宿っています。そこから生まれるお米や加工品は、単なる“商品”ではなく、暮らしの背景ごと届ける贈りもの。山燕庵の一品一品には、そうした現場のストーリーが込められています。
山燕庵代表・杉原晋一は、ラジオ、ウエブメディア業界、マーケティングリサーチ業界をへて、その中で情報の発信だけでは支えきれない「食の本質」に目を向けるようになりました。東日本大震災を経験し、“本当に安心できる食とは何か”“自然と人が共に生きるとはどういうことか”を強く意識するようになり、父が福島で始めた農業法人・山燕庵に参画。現在は、石川県能登の里山と埼玉を拠点に、自然と調和した減農薬の米づくりと、その恵みを活かした商品開発を行っています。
【玄米がユメヲミタ】 能登産のコシヒカリ玄米をまるごと発酵させてつくった、無加糖・無添加の玄米甘酒です。玄米の栄養をしっかり摂れるうえに、クセがなく、さらりとした飲み口が特長。初めての方にもおすすめの1本です。 朝の目覚めに、夜のリラックスタイムに。豆乳やフルーツと合わせても美味しく、毎日の暮らしにやさしく寄り添ってくれる味わい。自然な甘さが、心と体にじんわり沁みていきます。 商品名に込めたのは、「玄米が甘く、美味しく、夢のように感じられる存在になってほしい」という願い。現代の多忙なライフスタイルに、“飲む玄米”という新しい選択肢をお届けします。
【ぬくぬくのぬか】 焙煎した米ぬか・塩・お米・ハーブだけで作った、電子レンジで温めて繰り返し使える自然派のカイロです。中身には精米時に出るぬかを活かしたアップサイクル素材を使用。自然にやさしく、繰り返し使える“地球にも人にもやさしい”ぬくもりのかたちです。 開発の原点は、幼い頃に母が作ってくれたぬか袋カイロの記憶。あの心まで温まる感覚をもう一度届けたいと、製品化に至るまでに多くのワークショップを行い、たくさんの反響と共感の声をいただき商品化をしました。その後、このカイロをより多くの人へ届けるために実施したクラウドファンディングで「ヘラルボニー」さんと出会い、「ヌカモフ」シリーズが誕生。このプロジェクトを機に、ヘラルボニーさんの紹介で、本体の縫製は千葉県内の障害者福祉施設へと引き継がれ、現在も継続的な仕事として発注・報酬支払いを行っています。 “ものを作る”という行為が、自然の循環だけでなく、人の誇りや社会とのつながりにもつながっていく—— そんな想いのこもった、山燕庵らしい循環型のプロダクトです。 暮らしに、福祉に、環境に。 “ぬくもりを届ける”その先にある、本当のやさしさを伝えられる商品として、ぜひお取り扱いいただけたら幸いです。
【SHIROとのコラボ】 日々の精米や甘酒づくりで生まれる米ぬかを、どうにか活かしたい——そんな思いからご相談したのが、SHIRO様でした。試作を重ねた中で、弊社の「コシヒカリアモーレ」のぬかだけが特に香りや質感に優れており、ついに化粧品原料として採用が実現。 減農薬で育てた高品質な米ぬかを、精米直後に鮮度を保ったまま工場に届ける。山燕庵の取り組みが、食の副産物を“美の原料”へと変えたアップサイクルの成功例となりました。
【能登の生産者さんと共に】 石川県能登半島・志賀町仏木。ここは、山燕庵の主力商品である「コシヒカリアモーレ」や「玄米がユメヲミタ」の原料となるお米が育つ地です。写真に写るのは、地元の信頼できる農家さんたちと代表の杉原。共に稲作を担い、この風土を未来へつなぐパートナーです。 この地域は、2024年の震災によって多くの農地が被害を受けました。現在も復旧の途中ではありますが、それでも私たちは耕し続けます。この土地でしか出せない味わい、風景、そして営みを、次の世代にも残すために。
【ギフトとしての人気】 「玄米がユメヲミタ」のギフトセットは、贈り物として大変ご好評をいただいています。健康や素材に気をつかう方へ、“やさしさ”を贈るギフトとして百貨店さんやウエディングギフトなどでも人気です。 無加糖・無添加の玄米甘酒と、自然栽培のお米というシンプルながらも本質的な組み合わせ。感度の高いお客様にも安心しておすすめできるセットです。
【 やさしく、暮らす 】 私たちが目指すのは、商品だけでなく“時間”や“空気感”まで届けること。“何を食べるか”よりも“どう暮らすか”。山燕庵の商品は、そんな感性に響く方々に選ばれています。 山燕庵が届けたいのは、単なる商品ではなく「やさしい暮らし方」です。 能登の自然の中で減農薬で育てたお米と、それを使った発酵飲料、ぬかカイロやアップサイクルの化粧品原料まで、私たちの手がけるものすべてには“背景”と“思い”があります。 多くのパートナーさんと共に、“食”を超えて“暮らし”を広げてきました。 「人は土がないとなにもできない。」 この言葉の通り、自然とともに生きる私たちの仕事が、バイヤーの皆さまやその先のお客様の暮らしをそっと支えられたら。そんな願いを込めて、今日もものづくりを続けています。