
こんにゃくが、おやつになる日。こんにゃく農家4代目が切り拓く、新感覚プラントベースグミの挑戦
群馬県の奥深い山々に抱かれた静かな村、昭和村。
ここは古くから、豊かな自然の恵みを受けて育つこんにゃく芋の一大産地として知られてきました。
しかし、食文化の移り変わりとともにこんにゃくの消費量は年々減少し、それに伴い、この地で代々こんにゃく芋を育んできた農家の数もまた、減り続けているのが現状です。このままでは、長年培われてきたこんにゃく栽培の技術や文化が途絶えてしまうのではないか――そんな危機感を抱いていた一人の男性がいました。それが、昭和村でこんにゃく芋農家の4代目を継ぐ、石井邦彦さんです。
農業とは全く異なる世界で生きてきた彼が、突如としてこんにゃくの世界に足を踏み入れ、そして12年という長い歳月を費やし、これまでの常識を覆す全く新しい食感のプラントベースグミ、「YUMPICK(ヤムピック)」を誕生させました。
はじまりは、ペルーの小さな島から。石井さんの原点と、こんにゃくグミへのひらめき
石井さんがこんにゃく農家を継ぐ前の話は、YUMPICK誕生の背景を知る上で欠かせません。彼は海外を放浪する中で、南米ペルーのチチカカ湖に浮かぶタキーレ島という小さな島を訪れました。そこで彼が目の当たりにしたのは、衝撃的な光景でした。
「タキーレ島では、もともと食文化として歯磨きをする習慣がなかったんです。そこに、旅行客が善意でお菓子をあげるようになり、結果として多くの子どもたちが虫歯になってしまっていた。なんとかしてあげたい、と強く思いました」と石井さんは当時を振り返ります。
この経験は、石井さんの心に深く刻まれました。子どもたちの笑顔を守りたい、という強い想いを抱きながらも、家庭の事情で日本への帰国を余儀なくされ、こんにゃく農家を継ぐことになります。慣れないこんにゃく作りの基礎を学ぶ日々が始まりましたが、タキーレ島の子どもたちの姿が彼の頭から離れることはありませんでした。
それから11年。こんにゃく作りの技術を習得し、様々な知識と経験が蓄積され、準備が整ったある日、ついにそのひらめきは訪れました。「こんにゃくで、虫歯にならないお菓子を作ったらいいのではないか」。
ここから、石井さんの想像を絶する試行錯誤の日々が始まりました。そして、構想から12年、本格的な開発に着手してから1年という歳月を経て、熱い想いが結晶となった「こんにゃくグミ YUMPICK」が、ついに完成しました。
一般的なグミの主原料である動物性ゼラチンを、こんにゃく由来の弾力で代替し、プラントベース(植物性商品)を実現。さらに、白砂糖を使わず、自然素材のみで作り上げるという、他に類を見ない挑戦にも成功したのです。
「子どもたちに『こんにゃく』と言っても、なかなか興味を持ってもらえないだろうな、と。だから、手に取った瞬間にわくわくするような、楽しいパッケージデザインにもこだわりました」と石井さんは語ります。
そうして生まれたYUMPICKは、これまでのグミの概念を打ち破る、まったく新しい食感とスタイルの商品となりました。
ぐにっ・コリッ・しゃりっ。未体験の食感が織りなす、こんにゃくの魔法
YUMPICKを口にした時の最初の驚きは、その独特な「ぐにっ・コリッ・しゃりっ」という未体験の食感です。一般的なグミのような単調な弾力とは一線を画し、一口ごとに異なる食感の変化が楽しめます。
「ぐにっと柔らかいのに、噛むとコリっとしゃりっとした、不思議な食感なんです。気温によって柔らかさが変化するのも面白いですよ。口の中で徐々に柔らかくなって、最後はこんにゃくに戻っていくような感覚があります」と石井さんは説明します。
この食感は、従来のこんにゃくのイメージを完全に覆します。実際に試食した人からは、「これがこんにゃくとは気が付かない!」という驚きの声が多数寄せられているそうです。
低カロリーなのに満足感◎。罪悪感のない、新しい間食の選択肢
現代社会において、健康意識の高まりとともに、間食は「罪悪感」を伴うもの、と感じている人も少なくありません。しかし、YUMPICKは、そんな従来の概念を打ち破る、画期的な間食の選択肢を提案します。
主原料は、群馬県産のこんにゃく芋。この自然の恵みのおかげで、YUMPICKは1粒あたりのカロリーが非常に低いという特長を持っています。
「こんにゃくは昔から『お腹の砂おろし』と言われるくらい、食物繊維が豊富なんです。だから、少量でも満足感が得られますし、健康を気にされる方にも自信を持っておすすめできます」と石井さんは語ります。
この豊富な食物繊維のおかげで、YUMPICKは少量でもしっかりとした満足感を与え、無駄な食べ過ぎを防ぐ効果も期待できます。お子さんのおやつとしてはもちろん、ダイエット中の方や、健康を意識して食生活を送っている大人まで、誰もが「罪悪感なく」楽しめるグミとして、YUMPICKは現代の間食に新たな価値観をもたらしています。それは、美味しいだけでなく、こころとからだに優しい まさに理想的なおやつと言えるでしょう。
農家が手塩にかける、安心・安全な国内製造と世界を見据えたヴィーガン認証
YUMPICKの製造は、全て自社工場で丁寧に行われています。こんにゃく芋の栽培からグミの製造まで一貫して手掛けることで、徹底した品質管理と、素材への深いこだわりが実現されています。
「こんにゃく農家が、芋から作っている。これって、なかなか他にはない強みだと自負しています。だからこそ、素材へのこだわりも、品質への自信も、他には負けません」と石井さんは胸を張ります。
甘さには、天然甘味料のエリスリトールと、りんご果汁を使用。人工的な甘味料や着色料は一切使われていません。そのため、小さなお子さんからご高齢の方まで、誰もが安心して口にできる優しい甘さが特徴です。
さらに、YUMPICKはヴィーガン認証を取得していることも大きな特徴です。動物性由来のものを一切使用していないため、ヴィーガンの方も安心してグミを楽しむことができます。この認証は、健康志向の高まりとともに世界的に拡大しているヴィーガン需要に応えるだけでなく、将来的な海外展開をも視野に入れた、石井さんの明確なビジョンの表れでもあります。日本の伝統食材であるこんにゃくを、世界に通用するプラントベースフードとして発信していく――YUMPICKには、そんな壮大な夢が込められています。
YUMPICKが拓く、新しい「おやつ」の未来
YUMPICKは、単なる美味しいグミとしてだけではなく、日本の伝統食材であるこんにゃくに新たな価値を見出し、現代社会の多様なニーズに応える新しい「おやつ」の形を提案するものです。健康志向の高まり、ヴィーガン需要の増加、そして子どもの口腔衛生への意識向上など、様々な社会課題に対し、YUMPICKはひとつの解決策を示しています。
「罪悪感なく、おやつとして食べられて嬉しい。食感がおもしろい。材料がシンプルで子どもにも食べさせやすい」。これらは、実際にYUMPICKを試した人々から寄せられる声の一部です。
YUMPICKは、こんにゃく農家4代目である石井さんの、故郷とこんにゃくへの深い愛情、そして世界の未来を見据える広い視野から生まれた、まさに「こんにゃくの魔法」が詰まった逸品です。貴店のお客様に、安心と美味しさを兼ね備えた、心躍る新しいおやつ体験をお届けしませんか?
現在、YUMPICKの魅力を直接体験していただくために、試食用サンプルを特別価格でご提供しております。ぜひこの機会に、YUMPICKの可能性を実感してください。Neighbors Food Marketより、お気軽にお問い合わせください。